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2024年度版 災害時でも食べれる保存食3選

災害時

災害時の保存食を考えたことありませんか?

実は日本は自給率が低い国です。土地もないし仕方ないのですが食料も輸入が多いです。自給自足は厳しいですが購入した野菜などを保存することや、生野菜を発酵させ漬物にして食べることは可能です。

なぜなら、災害時、電気、水道、ガスが3つとも止まる可能性があります。この中でガス(火)だけは木材などを燃やせば何とかなるのではないでしょうか。ただ、水がないのでご飯も炊けませんしラーメンも作れません。

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こんにちはcm100です。 50歳から始める季節の漬物作り。50歳になってからダイエットをしたり食事に気をつけたり生活に変化が現れるようになりました。十数年、漬物を作っているスキルを生かし無添加の漬物、発酵食品を皆様も楽しんでみてください。

この記事では、ピクルスなど瓶詰めの保存食の作り方や生野菜があれば糠床の利用方法など紹介いたします。

この記事を読んで分かることは、常温での管理が重要なことです。糠床もピクルスも全てが常温保存です。きちんとした殺菌をしていれば日本でも常温で保存することは可能です。

<ご利用ください>

糠漬け

糠漬け
糠漬けは食感が大事

糠漬けは食感が大事 

糠床の作り方はこちらを参照ください。
50歳おっさん糠床の作り方

簡単に説明すると米糠、塩で糠床を作り、その糠床の中に生野菜を入れるだけで美味しい糠漬けが出来上がる。お手軽な日本の発酵食品。

糠床は野菜を日持ちさせると言うより「お手軽に漬物を漬けれる」と考えた方がいいですね。生野菜をそのまま食べるより糠床に入れ発酵させ食べた方がご飯が進みます。

糠床そのものは、毎日メンテをすれば常温で何年も使えます。漬ける野菜は美味しく食べるとするなら日持ちしません。そこだけ注意してください。

糠床は常温管理がベスト

現代の日本は冷蔵庫で糠床を管理していますが、例えば江戸時代など冷蔵庫がなかった時でも、常温で管理しながら糠漬けを食べています。

野菜を漬物にして、それを「おかず」で白ごはんを食べる。

昔の日本の食文化ですね。

なので大きめの容器に糠床を作って常温管理にチャレンジしてみてください。災害時は電気が止まる可能性もあります。冷蔵庫だと漬かりが遅いため、急に常温管理になった時に野菜の漬かり具合が違ってきます。

ぜひ、糠床は常温管理でチャレンジしてくだい。
最初から作るのが心配って方は↓のような糠床セットもあります。

基本的に糠床は、米糠、塩、昆布、鷹の爪、水があればベースが完成するお手軽な漬物です。また市販のものは下漬けなど必要ないので届いてセットすれば使えます。

最初は、市販の物で糠床を常温管理しましょう。小さい容器で野菜を漬けていると必ず足し糠が必要になります。様子を見ながら少しづつ足し糠をし糠床を増やしてきましょう。

ある程度管理に慣れてきたら、大きめの容器(リス樽で言うなら5型〜10型)に糠床を移します。味が変わるかもしれませんが、少し多めに足し糠と塩を入れ糠床を増やしていきます。

容器が大きいと糠床は管理が楽です。

梅干し

梅干し
梅干し

梅干しを作るのに必要な道具、梅の購入方法などは前回の記事をご確認ください。

梅干し作りの材料や必要な道具の紹介

梅干しはThe保存食ですね。王道中の王道です。寝かせば寝かすほど蜜がでて美味しくなるのが梅干しです。食欲がない時も梅の酸味で白ごはん1杯はペロって食べれます。

日本伝統の保存食です。
作り方などは、また別の記事で紹介いたしますが必ず守らないといけないことが1つだけあります。

常温の長期保存は塩分濃度15%以上で作ってください。冷蔵庫管理の減塩梅干しは日持ちしません。

塩分濃度が15%以上あれば何年も常温で保ちます。我が家は全て常温管理ですがダメになったことはありません。5年物の梅が入っている保存瓶が数個あります。

梅を寝かす

梅干し保存瓶
梅干し保存瓶
  • 干した梅を保存瓶に入れ半年ほど寝かす。
  • 寝かす理由はコチラをご確認ください。

干したての梅はホカホカで美味しいです。ですが保存瓶で半年から1年寝かした梅は塩味が円やかになり何とも言えない甘味が出てきます。

梅干しはバクバク食べるものではないので5kgほど漬けると半年〜1年は寝かすことが可能です。

ピクルス

ピクルス
ピクルス

簡単に説明すると野菜の酢漬けですね。

ピクルスが1番管理しやすく小分けにし種類も豊富に作れます。でもスパイスが効いた酢漬けなので苦手な人はいるでしょうね。

レシピ

材料

  1. 米酢200ml
  2. 砂糖大さじ3杯
  3. 塩小さじ1
  4. ブラックペッパー 適量
  5. ローリエ 1枚
  6. 水は野菜から出る水分で十分

ガスコンロでピクルス液を作るには、ステンレス製の鍋に上記の材料を入れ砂糖が溶けるまで中火で加熱し混ぜればピクルス液が完成。

あとは用意した瓶にカットした野菜を入れ粗熱を取ったピクルス液を注ぐだけです。

予め保存瓶に水を入れ、使う瓶に液体が、どれくらい入るか計ってからピクルス液の分量を決めよう。ピクルス液は水を使わないから計るのは楽です。

ただしピクルス作りには何点か注意点があります。

NIKE ピクルス液は体に良い?

保存瓶

保存瓶
保存瓶は必ず煮沸消毒

  1. 少し大きめの保存瓶を用意
  2. 保存瓶が入る鍋を用意
  3. 鍋に水、保存瓶を入れ中火で加熱
  4. 沸騰して5分くらい煮る
  5. 菜箸を瓶に入れ鍋から取り出す
  6. キッチンペーパーなど引いて瓶を逆さまにし乾燥させる
  7. 乾燥させた保存瓶に漬ける野菜を入れピクルス液を蓋ギリギリまで注ぐ。
  1. 野菜とピクルス液を注いで軽く蓋をした瓶を鍋に入れます。
  2. 水を瓶の高さの半分位まで注ぎ、中火にかける
  3. 沸騰後、中火のまま約10分間煮沸
  4. 厚手のタオルか軍手などを使用し瓶を取り出す
  5. 火傷しないよう蓋をしっかり閉め直す。
  6. 蓋をした瓶を逆さまにし粗熱を取る
  7. こうして脱気するとピクルス瓶は1年以上常温でも持ちます。
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シャレ乙な家ならピクルスって、ちょっとしたインテリアにもなりますよ

ピクルスが1番保存期間が長いかもしれません。保存瓶も縦長で保管も邪魔にはならないです。漬物は梅干し以外、空気に触れているため1ヶ月ほどで食べ切りです。ピクルスは脱気した瓶の蓋を開けなければ1年は保ちます。

まとめ

災害時の非常食として役に立ちそうな保存食を記事にしてみました。海外の寒い国などの生活をチェックしていると色々な物を瓶詰めにしています。

でも、どこの国も冬は激しく寒い。ってことです。常温が冷蔵庫以下ですからね…

日本では北海道以外だと瓶詰めはジャムや酢漬けがベストでしょうね。

  1. 糠床はメンテすれば常温一生使える調理器具
  2. 梅干しは最強の保存食 塩分濃度15%以上必要
  3. ピクルスは瓶の煮沸と脱気がポイント

次回こそ梅干しの作り方を紹介いたします。作業工程の絵が上手く描けてないっす。

ABOUT ME
cm100
こんにちはcm100です。 趣味として十数年やっている漬物作り、自分が気になったことへの探求。 そして本職は楽器修理、販売を30年ほどやっており、このブログでも楽器関係の豆知識や気になったことも書いていきます。
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