スーパーで購入する漬物の添加物気にしたことありますか?
実はスーパーで購入できる漬物は本来の漬物ではなく、漬物風味の野菜と言った方が近いかもしれません。
なぜなら、本来、漬物は発酵させ完成形に近づきます。漬ける樽によっても個体差が生じますので同じ味はできません。スーパーなど個体差がある食品を置くことはできませんので、どうしても調味料で調整した食品が多くなります。
こんにちは
cm100です。
知らないことを探求するオッサンのブログへようこそ!
私は趣味で10年以上漬物を作り続けており、季節の美味しい漬物を紹介しています。また、楽器業界に30年以上身を置いており、その豊富な知識を記事にしていきたいと考えています。
マツコの知らない世界の大ファンでもありますので、気になった内容は積極的に取り上げています!
この記事では、スーパーの漬物の闇を暴いていこうと思います。
この記事を読んで分かるこは、スーパーで並ぶ漬物は「漬物という名の別の食品」です。漬物は発酵に時間がかかり樽によって味が違います。同じ品質、同じ味の漬物を大量に提供することは不可能です。
漬物の添加物について
<甘口沢庵>
- 食塩
- 果糖ブドウ糖液糖
- 醸造酢
- アミノ酸
- 酸味料
- 甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、甘草)
- 着色料(クチナシ 、ウコン)
パッと見ると②④⑤⑥が怪しいですよね。
それでは一個一個調べていきましょう。
果糖ブドウ糖液糖
- 砂糖より甘味が強い
- でんぷんを原料として作るブトウ糖、果糖の混合液
- でんぷんは「サツマイモ」「ジャガイモ」「とうもろこし」を利用
- でんぷんの酵素を添加し分解すると甘味をもつブドウ糖や加糖ができる。
- 果糖ブドウ糖液糖は砂糖と同等の甘さ
- 果糖は温度変化で甘味が変化する
- 高温では砂糖より甘味が弱い
- 低温では砂糖より甘味が強い
- 冷たい飲み物、アイスコーヒーに使うガムシロップに利用される
- 漬物も冷蔵保存なので入っている。
人間、塩辛食べ物より少し甘めの味付けの方が受け入れやすい。お惣菜のポテトサラダとか甘めですよね。
<ぶどう糖>
小腸が、ぶどう糖を吸収すると、それは血糖として体中に流れ込み、インスリンが働いて体が必要とする場所に送り込まれ、エネルギー源として利用されます。同時に肝臓に届いたぶどう糖は、グリコーゲンとして作り変えられたり、中性脂肪の生成に役立てられていくんだ。
<果糖>
果糖も小腸で吸収される。ただ、ちょっと違うのは最初は直接血糖にはならないこと。肝臓に到達すると、そこで「ぶどう糖」に変身して血糖になるんだ。でも、全部の果糖がぶどう糖になるわけじゃなくて、そのままエネルギーに使われたり、中性脂肪を作るのに使われたりするんだ。それで、ぶどう糖と比べると、果糖は速く使われるから、特に中性脂肪を作りやすいです。
こうやって見ると果糖を含む「果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)」は身体に悪いと感じています。要するに果糖が中性脂肪を合成を促進であったり、直接、血糖にならないため満足感が得られない。
参考文献
健康栄養支援センター 果糖ブドウ糖液糖って何?
酸味料
食品に酸味の付与または酸味の調整や味の調和のために使われる食品添加物。皆さん良く知っているのは「クエン酸」:とかですかね。
酸化防止剤としても効果がある。加工肉などに使われる酸味料はリン酸など。漬物などは「酢酸」が広く使われる。酢酸は微生物の抑制することができるので食品の腐敗を防止することができる。
沢庵、白菜漬け、キムチは発酵食品です。発酵とは微生物などの作用で発酵させた食品です。酢酸など微生物の抑制とあるため発酵食品ではないですね。注意が必要です。
調味料アミノ酸
調味料アミノ酸は化学調味料でもあり、うま味調味料
*うまみ調味料とは言いますが自然食材のみを使用しているわけでもなく、合成された物質が含まれているということは覚えていた方がいいと思います。
<調味料アミノ酸成分>
- グルタミン酸ナトリウム
- グリシン
<グルタミン酸ナトリウム>
- 昆布などの旨味成分を科学的に抽出し合成したもの
<グリシン>
アミノ酢酸。地球生物DNAに規定されている20種類のアミノ酸の1つ
表記を見ると「アミノ酸等」と書かれています。それでは、この「アミノ酸等」とは何なのかをご説明いたします。
調味料のおける添加物はアミノ酸意外に「核酸・有機酸_無機塩」があり、アミノ酸が主成分で核酸が含まれる場合は「アミノ酸等」と表記されます。
調味料アミノ酸を使う目的 手軽にうまみ成分を加えられるから。
アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物
- アスパルテーム 砂糖の200倍の甘さ
- アスパルテームのカロリーは1g=4kg
- 砂糖より少量で甘味を得られる(カロリーオフ、糖質オフに使われる
- 厚生労働省に認可された食品添加物
安全なのか?
さまざまな研究のよって安全性は高く評価されている。
厚生労働省にも認可されている食品添加物です。発がん性、次世代への影響など様々な観点から安全性をチェックしています。ですが食品添加物であることは変わらないので気になる人は表記を見て購入するのかどうかを考えましょう。
市販の漬物は漬物風味の食品なのかも。
画像もスーパーに売られている浅漬けですね。
こうやって表記を見ると全て入っていますね。
添加物入りの漬物は漬物風味の食品
発酵食品である漬物は微生物の力を借りて一つの食品として完成します。ただし、きゅうりなど塩揉みして食べたりする浅漬けもあるので全て発酵食品ではありません。
果糖ブドウ糖液糖、酢酸、アミノ酸などを加え「甘味」「酸味」「旨味」「保存」を簡単に再現できるのが添加物です。
なのでスーパーで売られている漬物は「漬物風味の野菜」と考えた方が自然です。自家製で漬物を作ったことがある人は分かる表現ではないでしょうか。
- *果糖ブドウ糖液糖は食品添加物に指定されていません。天然由来の成分のため人工甘味料にも指定されていません。
- *果糖は中性脂肪になったりするため果糖が含まれる果糖ブドウ糖液糖の過剰摂取は肥満の原因になる
漬物は自家製が一番いい
発酵食品である漬物は自家製が一番でしょう。ベースは塩、うまみ成分は昆布で作る白菜漬けはシンプルですが美味いです。徐々に発酵していくと自然に酸味も出てきます。
何より味の変化も楽しめます。
程よい酸味になれば冷蔵庫で保存すると発酵を遅くし酸味が強くなりません。
白菜の漬け方→こちら
まとめ
添加物入りの漬物は漬物という名の違う食品
- 発酵食品である漬物に必要な微生物パワーはない
- 塩分が少なく別の方法で保存力を増している。
- チェーン店のレストランの漬物も同じ
- 果糖など沢庵にない違う甘さがある
- 漬物だけではなくジュースなども気をつけるように
- 結論は漬物は自宅で漬けよう
以上です。
参考サイト
伯方の塩 沢庵の作り方
農林水産省 果糖ブドウ糖液糖
農林水産省 各国の食品・添加物等の規格基準